エコバスリフォームとは、どのようなリフォームですか?
エコバスリフォームは、簡単に言うと今ある浴室や浴槽を壊さずに補修するリフォーム方法です。
エコバスリフォームとは何か?
浴室や浴槽が壊れた時に、新品に入れ替える方法以外に、お風呂を壊さないで傷んだところだけを補修し新品同様の仕上がりにリフォームする方法を「エコバスリフォーム」と言います。
エコバスリフォームのエコは、Economy:節約行為(手段)、効率のよい使用という意味、Ecology:工事で廃材などが出ないことが環境に優しいという2つの意味が含まれています。
10年以上前は、ホテルやマンションなどの浴室リフォームとして利用されるのが主流でしたが、近年は壁や天井に浴室パネルを使用した浴室にする方も増えてきたため、戸建てや団地・公団の施工でも利用されるようになってきました。
エコバスリフォームの3つの方法
エコバスリフォームには、大きく分けて3つの方法がありますのでご紹介します。
- 塗装リフォーム
浴槽に使用する工法です。床、壁、天井にも施工できます。浴室専用の塗料があり、カラーバリエーションも豊富なため独自の浴室に仕上げることも可能です。
- 浴室シートリフォーム
ユニットバスだけでなく、在来浴室のタイトルの上からでも貼ることができます。防カビの加工がされたものや床材に防滑性や衝撃吸収性を備えたものなど、安全性に配慮したものもあります。
- 浴室パネルリフォーム
浴室・壁・天井に使用されます。在来浴室で使用するとユニットバスのような仕上がりになります。こちらも某カビ加工がされています。
エコバスリフォームはこんな方におすすめ
- ユニットバスの壁、床、天井などのひび割れを直したい。
- タイルの剥がれやひび割れを直したい。
- 浴槽の亀裂やヒビを直したい。
- 在来浴室の広さを保ったままユニットバスのような浴室に仕上げたい。
- 浴室の一部をキレイにしたい。
- 壁や床まで替えるような大掛かりな工事はしたくない。
エコバスリフォームのメリット
- 低コストでできる。
- 工期が短い。
- 浴室のサイズに関係なく行なえる。
- 保温力がある。
- 部分的なリフォームも可能。
エコバスリフォームのデメリット
- キレイになるが新品になったわけではない。
- パネル・シートが剥がれてこないか不安。
- 水漏れや下地などの確認ができない。
- 取扱ができるリフォーム会社が少ない。
まとめ
エコバスリフォームは、今ある既存の浴室をそのまま利用し傷んだ部分を中心にリフォームします。他の浴室リフォームに比べ、価格も安く抑えることができ、工期が短いので簡単にリフォームしたい方におすすめです。ただし、築年数が15~20年以上過ぎている場合は、浴槽や浴室だけでなく下地部分に劣化がある可能性がありますので、ご自身で勝手に判断せずプロの方に一度調査してもらうようにしてください。下地に劣化や腐食があるままリフォームをしても水漏れなどを起こす可能性があります。
また、通常のリフォームと異なり、シートやパネルを貼ってリフォームするため剥がれやズレが生じた場合に依頼する業者がきちんと保証してくれるのかを確認するようにしましょう。