注文住宅を建てようと思っていますが、具体的にどのような費用がかかるのか教えてください。
注文住宅を建てるには、様々な費用がかかります。
注文住宅を建てるのに、どんな費用がかかる？
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広告などで住宅の価格として記載されているのは「建物工事費」のみの場合が多いので注意が必要です。
注文住宅を建てる際に、必要な費用の詳細を記載致しますので、ご参考にしてください。
注文住宅で家を建てるには、おおまかに3種類分けられます。
- 建物工事費 70～80％
- 付帯工事費 15～20％
- 諸経費 5～10％
支払う費用（お金）がどのように使用されるのか理解しましょう。
建物工事費とは？
建物の基礎から外装・内装、屋根まで、家自体にかかる費用のことです。
- 仮設工事費：施工のために必要な足場、養成費用、工事用の水道、トイレも含まれます。
- 基礎工事費：住宅の基礎工事に必要な費用。地盤が弱い場合は、地盤改良工事も必要です。
- 外装工事費：左官仕上げや外壁塗装などにかかる費用です。
- 内装工事費：建物の内部の床・天井・壁などに必要な費用です。
- ガス工事費：ガス栓設置から配管までの費用のことです。※オール電化では不要です。
- 屋根工事費：屋根に関する費用で、板金工事も含まれます。
- 建具工事費：室内のドア・サッシなど建具を取り付ける費用です。
付帯工事費とは？
- 解体工事費用：注文住宅を新築に建て替える場合は、今ある住居を解体する必要があります。解体工事だけでなく、解体によって発生した廃棄物の処理にかかる費用も考える必要があります。
- 外構・造園工事費：建物工事費の中には、外構・造園工事費が含まれていないのが一般的です。建物の一部と捉えがちなので注意が必要です。
- 照明器具工事費：照明工事として含まれているのが、玄関や台所など直付けの照明器具だけなのか、居間や寝室など含め全部屋の照明器具が含まれているのかを確認しましょう。
諸経費とは？
- ローン関係費：住宅ローンを利用する場合は、印紙税や抵当権設定登記費用、火災保険料、生命保険料、ローン保証料、融資手数料などが必要です。
- 引っ越し費用：忘れがちですが、住居が出来るまで借り住まいをする必要があります。そのための引っ越し費用が必要です。引っ越し業者は、少なくとも3社以上から相見積もりを取りましょう。
- 家具・インテリア購入費：必ず必要なのがカーテンです。注文住宅の場合、窓の大きさも変わるため各部屋のカーテンが必要となります。
- 仲介手数料：不動産を通して土地を購入した場合、仲介手数料の取引金額の3％+6万円程度が一般的です。
- 式祭典費：地鎮祭や上棟式などを行う場合は、その費用を準備する必要があります。
- その他：着工前・引き渡し後に近隣への挨拶時に持っていく手土産の代金や電話の工事費用も含まれます。
注文住宅で家を建てるには、様々な費用が必要です。何にどれほどの費用が必要かを見積もりをもらう際に知っておかないと、建物工事費だけで考えていた場合とでは、金額は大きく異なりますので注意しましょう。
また、後回しにしがちですが住宅ローンに関しても、しっかり考える必要があります。せっかく理想の家を建てたのに、ローン返済に圧迫されて快適に過ごせなくなってしまっては本末転倒です。支払い条件も本当に大丈夫か見直しを行いましょう。
費用は、最も重要なことですので、お客様が納得した形で、必要な金額をしっかり把握してから契約するようにしましょう。少しでも疑問に思うことや納得いかないことは、確認を怠らないようにすることが、後から後悔しない家造りへつながります。
