大家をしていますが、外壁塗装リフォームを考えています。入居者に伝えなくてはいけないことはありますか?
はい、入居者の方に外壁塗装リフォームをする上でいくつか伝えなくてはいけないことがいくつかございます。
外壁塗装リフォームで入居者に伝えるべきこと!
賃貸物件のアパートやマンションの外壁工事は、おおよそ2週間~1か月ほどかかります。
その間、入居者の方には色々と配慮しなくてはいけません。
駐車場を利用できないことがある!
外壁塗装をする際に、駐車スペースに車を停められない場合があります。駐車すると塗料が車に付いてしまうことがあります。
その際は、大家さんの方で外壁塗装のリフォーム期間の駐車スペースを確保するなどして入居者に車を移動するようお願いしなくてはいけません。
足場・シートで室内が暗くなる!
外壁塗装を行なう場合、足場にシート養生をし行なうことが一般的です。そのため、各居室の窓からの日が入りにくくなり、普段よりも暗くなってしまいます。暗い状況が何日か続くため、事前にきちんと知らせておきましょう。
塗料の嫌な臭いがする!
外壁塗装に使用する塗料の種類も様々ありますが、昔のようなシンナーの臭いがするものはほとんどありませんが、塗料独特の臭いがあります。
また、入居者の方だけでなく近隣の方にも事前に知らせておくようにしましょう。
近隣の方への挨拶は、業者さんにお願いし回ってもらうようにしましょう。
部屋の外に洗濯物が干せなくなる!
外壁塗装の工事期間は、ベランダなどに洗濯物を干したり、何か物を置いておくことができません。入居者の方の中には、不便なことになりますので2~3ヶ月前には伝えるようにしましょう。
外壁塗装リフォームで失敗しないためには?
外壁塗装リフォームをする上で、失敗しやすいことを事前に知っておくことで防ぐことができます。
よくある失敗例
- 事前連絡が入居者に行き届いていなかった。
- 入居者に知らせていたと思ったら、できていなかった。
- 業者と入居者の間でトラブルがあった。
よくある失敗例に関しては、外壁塗装をする前に行わなくてはいけない事前連絡が足りなくて起こることがほとんどです。
外壁塗装リフォームの入居者への伝え方
外壁塗装リフォームを行う場合は、下記のことを必ず伝えておきましょう。
- 外壁塗装業者について(業者名、作業人数など)
- 外壁塗装の工期、スケジュールについて
- 外壁塗装の作業時間について
- 作業時に発生する騒音、異臭について
- プライバシー保護について
入居者が安心して外壁塗装リフォームの期間も過ごせるように、入居者の立場で知りたいと思う情報をきちんと提示しておきましょう。特に、作業期間や時間は重要になります。入居者の方に理解して頂くためにも、大家さんの方でできる限りの準備をしておきましょう。
まとめ
賃貸物件の外壁塗装リフォームをする上で重要なことは、入居者に対して不快な思いをさせないことが重要です。
そのためには、事前連絡は必須です。たとえ、塗装業者が入居者や近隣への挨拶も請け負ってくれる場合でも任せっきりにするのではなく、できれば一緒に回れるのが良いでしょう。業者によっては、対応がよくないこともあるでしょうし、特に女性やお年寄りなどの単身の方には、大家さんが一緒に説明に来てくれた方が安心です。
建物の寿命をのばすだけでなく、入居者を増やすことにも繋がる外壁塗装リフォームですが、リフォーム方法を誤って行うと今いる入居者への不信感につながったり、トラブルが起きて空室ができることにもつながりかねません。