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トイレリフォームで壁の材質で珪藻土か漆喰で迷っています。どちらがいいですか?

一概にどちらが良いとは言えません。両方のメリット・デメリットをご紹介します。

トイレの消臭機能がある壁材の種類と選び方

トイレのリフォームをするきっかけになった理由としても多くあげれるのが「臭い」についてです。
トイレの臭いが便器や床などから発生することもあります。トイレの臭いに関しては、換気が重要になってきます。
トイレに窓があればいいというわけではなく、窓があっても窓を開けたままにしておくと音が外に漏れてしまうため窓があれば安心というわけではありません。臭いの発生を防ぐことのほうが大事です。
最近のトイレは、強力な脱臭機能がついた高性能のトイレもたくさん販売されていますので、臭いを気にされるお客様は換気扇を取り付けるより脱臭効果の高いトイレをお選び頂くことをおすすめ致します。

トイレのリフォームで内装も一緒にあれる方は大勢いらっしゃいます。壁材については、一般的には壁紙やタイル使用しますが、壁材も様々な機能のものがございますのでご紹介します。
最近では、調湿機能や消臭効果のある材料を壁に使用する方も増えています。
今人気なのが「珪藻土」です。消臭効果だけでなく、壁に塗ると独特な質感が楽しめます。

 

珪藻土(けいそうど)とは?

珪藻の化石や植物性プランクトンが海底や沼などに蓄積して、長い年月が経つと粘土状の泥土となります。珪藻土そのものには、セメントのような固まる性質がないため、壁に固着させるためには糊などの合成樹脂を使用しなくてはいけません。
そのため、合成樹脂に何が使われているかを確認するようにしましょう。

 

珪藻土が調湿や脱臭に効果があるワケは?

珪藻土の粒子には、木炭の数千倍といわれる小さな孔(穴)が無数うに開いているため、この孔(穴)が調湿や脱臭に効果があります。

 

珪藻土に求められる調湿性能とは?
珪藻土にに求める性能は、調湿性能だと思われますが、珪藻土であればどんな製品も調湿できるわけではありません。

では、珪藻土の主な「調湿性能」とは何かをご説明します。

  • 室内の湿気が多い場合は、珪藻土を塗った壁が、余分な湿気を吸収する。
  • 室内が乾燥してきた場合は、壁に蓄えた湿気を吐き出し室内を潤す。

 

珪藻土のメリット

  • 水蒸気を吸放湿するため、湿度が安定。
  • 不燃性のため、防火性が高まる。
  • 一定期間臭いを吸着することが可能。
  • クロスなどとは比較できないほど存在感があり豪華な仕上がり。

 

珪藻土デメリット

  • 汚れも付きやすく、掃除が大変。
  • 擦れたりするとホロホロ落ちたりして、補修が困難。
  • カビが生えることがある。
    ※ただしカビが生えるというのは、珪藻土の壁そのものがカビるということはほとんどありません。

 

一切換気をしなかったり、溜め込んだ湿気を吐き出せずにいると、珪藻土の壁自体が湿潤状態になり栄養のある有機物が加わることでカビが発生してもおかしくないということです。
換気をして壁の水分を吐き出させないと、再び吸湿性能は復活しませんのでご注意ください。

 

漆喰(しっくい)とは?

消石灰に砂や糊を混ぜたもので、室内の壁だけでなく、外壁や塀などにも使用されています。白のイメージが強いですが、黒漆喰や色のついた漆喰もございます。
また、漆喰の材料iわらすさを混ぜたもの、わざと表面にあらさを残した仕上げ方法があり、漆喰仕上げといっても様々な種類があります。

 

漆喰のメリット

  • カビの発生を防ぐ。
  • 化学物質や二酸化炭素なども吸着する。
  • 水蒸気を吸放湿する性質があるため、湿度が安定。
  • 材料に重量があるため音漏れがしにくい。

 

漆喰のデメリット

  • 手間がかかるため、工期がかかる。
  • 技術がいるため、施工費が高い。
  • 短時間で仕上げようとするとヒビが入る。
  • 地震などでヒビが入りやすい。

 

トイレの壁材についてご紹介してきましたが、壁材をいくら良い機能のものにしたところで、日頃の「換気」をしなくては快適な室内を保つことはできません。そのため、普段の換気がとても重要です。


珪藻土の一番のウリは調湿性なので、トイレや浴室などの壁材には向いています。漆喰は、乾くと硬い感じになり珪藻土は柔らかい感じに仕上がります。
また、自ら固まることが出来る漆喰は、珪藻土に比べ原材料の比率が高く自然素材の素材感も高まります。珪藻土と記載があっても、50%しかないものや酷いものは10%しか入っていないものもあり、原材料比率が50%ということは、調湿作用の効果もなくなってしまうので注意しましょう。

どちらを選ぶかは、珪藻土と漆喰のメリット・デメリットを知った上で、お客様の用途や理想の仕上がりに近い方を選ばれるのが一番だと思われます。

 

 

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