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トイレの便器交換ができない場合でも、最新機能の設備を取り入れる方法はありますか?

はい、トイレの便器交換ができなくても最新機能の設備を取り入れることは可能です。

便器交換しなくても、最新機能を取り入れる方法

温水洗浄便座(ウォシュレット)を取付け可能な条件が揃っていれば、最新機能の設備のトイレにすることができます。

そのために必要な条件をご紹介します。

 

条件1:トイレの室内に電源コンセントがあるか?

トイレ内に電源コンセントがないと温水洗浄便座(ウォシュレット)が取付できません。
また、コードの長さは一般的なものは約1mです。
トイレ内に電源コンセントがない場合は、トイレ本体から0.8m以内の壁面に電源コンセントを設置してください。

 

注意点
温水洗浄便座(ウオシュレット)のコードには、横についているタイプと後ろに付いているタイプの2種類あります。
せっかく温水洗浄便座(ウオシュレット)を購入したのに、コンセントまで届かないということがないように事前に確認しておきましょう。

 

条件2:既存のトイレの便器のサイズを確認

トイレの腰掛便器には、エロンゲートサイズ・レギュラーサイズ・兼用の3種類あります。

 

腰掛便器のサイズ A寸法 B寸法
エロンゲートサイズ 470㎜ 360~380㎜
レギュラーサイズ 440㎜ 320~340㎜

 

  • A寸法:便座の取付穴(本体に接続する部分)から便座の先端までの長さが異なります。
    できれば、便座を外して測定しましょう。
  • B寸法:便器の穴の内側から先端の内部までの長さが異なる。便座を下した状態ではなく上げた状態で測定しましょう。

 

※兼用サイズは、A寸法・B寸法に関係なくどちらでも設置可能です。

※AとBの寸法が合わない場合は、Aの寸法を優先します。
※B寸法が350㎜になる場合で、A寸法が測れない時は標準サイズで大丈夫です。
※ユニットバスのトイレや海外製便器は、上記以外の特殊サイズになる場合がありますので、購入される店舗などにご相談ください。

 

サイズの目安
※2000年以降に建てられた建物は、エロンゲートサイズの便器が多いです。
※2012年以降のウオシュレットは、エロンゲートサイズとレギュラーサイズのどちらでも設置できる兼用サイズになりました。

 

条件3:消費電力を確認

温水洗浄便座(ウォシュレット)には、貯湯式と瞬間式の2種類があります。

  • 貯湯式:お湯(水)をタンクに貯めるタイプ。タンク内のお湯(水)をヒーターで常に温めて保温する方式。電気代が瞬間式よりかかる。
  • 瞬間式:お湯(水)を貯めるタンクがないタイプ。使用する度、ヒーターで水を瞬間的に温めてお湯にする方式。

 

ご自宅の電気配線の状況に応じた、温水洗浄便座(ウォシュレット)を選ぶ必要があります。
※消費電力が適切でない場合は、消費電力に合った配線工事が必要になります。


選ぶ際の注意点

  • 便器全体を交換するのであればそんなに問題ありませんが、便座(ウォシュレット)のみを替えたいのであれば、既存の便器に取り付けられるのはどのサイズかを確認しましょう。
  • 最新の便座(ウォシュレット)は「兼用」のため、エロンゲートサイズでもレギュラーサイズでも取付可能なので問題ありません。

 

トイレの便器を交換しなくても便器にあったサイズの温水洗浄便座(ウォシュレット)を取り入れるだけでも、今まで以上に使い勝手の良いトイレになります。
温水洗浄便座(ウォシュレット)は、簡単に自分でも設置できると思っている方も多いようですが、サイズを間違えたり、そもそもトイレ内に電源コンセントがなかったり、消費電力が適切でない場合は、別途工事が必要になりますので、温水洗浄便座(ウォシュレット)を購入する前に必ず確認しましょう。

 

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